ファッション知識

その夏服もう古いかも!着るとおじさんに見える夏服|注意点と対策

着るとおじさんに見える夏服|注意点と対策

今回は「ひょっとしたらその夏服、古いかも?」というテーマでお届けします。

私は個人向けのスタイリストを14年間続けてきましたが、私のお客さんの多くはもともとファッションに興味がなかったり、おしゃれが苦手な方が多いんです。

こういった方々と長年接していると、ある共通点が見えてきました。

それは、ある時を境にファッションがあまり変わっていないという問題です。

例えば、20代後半から忙しくなって、仕事や家庭に追われてファッションに時間を割けなくなり、その時のまま現在まで至る方が少なくないんです。

そうなると、20代後半のトレンドや自分自身と、今のトレンドや自分自身にギャップが生じ、その結果としてファッションがしっくりこないという悩みを持つ方が多くいます。

きっと、この記事を見てくださっている方にも同じような悩みを持っている方がいらっしゃると思います。

20代後半の頃に買っていたお店でずっと買い物を続けたり、好きな服のテイストが変わらず、一歩を踏み出すのが怖いという方もいるでしょう。

そういった場合、今持っている夏服、例えば半袖Tシャツやポロシャツ、ショートパンツなどが少し古臭く見えてしまうかもしれません。

そこで今回は、こういった古く見える可能性のあるアイテムを具体的にご紹介し、今の時代に合う新しいアイテムに買い換える方法を解説したいと思います。

サイズ感が重要な半袖Tシャツ

ここから具体的に古く見える可能性のある夏服を紹介していきます。

まず一つ目は半袖のシャツです。

半袖シャツにもいろいろな種類があり、ある時からその傾向が大きく変わっているんです。

サイズ感を間違えると古く見える

半袖シャツの1つ目の問題点はサイズ感です。

かつての半袖シャツはスタイリッシュなイメージがあまりなく、シンプルすぎて子供っぽく見えてしまうことがありました。

一方、私がおすすめしている半袖シャツは、まずサイズ感が重要です。

袖丈は少し長めで、大人の男性なら気になる二の腕のラインをカバーできることが条件の一つです。

目安としては、腕の関節前後の長さが良いでしょう。

これぐらいの長さがあれば、今街で売っている半袖シャツに近いデザインになりやすいです。

次に、身幅のフィット感についてもチェックするようにしましょう。

ジャストサイズでタイトに近いフィット感のTシャツは今のトレンドには少し合っていないので、少しゆとりを持たせた方がトレンド感を表現しやすいと思います。

どんなにベーシックなアイテムでも、時代の流れとともに少しずつ変化し、サイズ感も変わってきます。

現在、街で売られているものを買えば、大きくトレンドから外れることはないので、少しゆとりのある半袖シャツを持っていない方は、新たに買い揃えていただければと思います。

襟のデザインも重要

次に、襟のデザインについてですが、ボタンダウンシャツは40代以上の大人世代にとって馴染み深いアイテムです。

安心感がありベーシックですが、ボタンダウンシャツよりもオープンカラーシャツやレギュラーカラーシャツの方が、今のトレンドや空気感に合いやすいと思います。

これらを取り入れることで、より今っぽく見えるでしょう。

ぜひ、半袖シャツの中でベーシックなジャストサイズのものがあれば、それを手放し、今の空気感に合うものに買い換えてください。

一歩間違えるとかなり古く見えるポロシャツ

続いて2点目はポロシャツです。

ポロシャツもサイズ感が重要

ポロシャツも先程のTシャツ同様にサイズ感が重要です。

袖丈が短めでボディのフィット感が強く、体型のラインが出やすいシャープに見えるこのようなポロシャツは今では古臭く見えるかもしれません。

では、どんなポロシャツを着ればいいのかというと、ディティールが凝りすぎない方が良いでしょう。

襟はレギュラーカラーのシンプルなもので、ボタンの色も単色です。

サイズ感は袖丈が長めで身幅にゆとりがあり、着丈が長すぎないバランスが取れたものです。

このように、ベーシックで使いやすい無難なポロシャツでも、サイズ感が今っぽいだけで十分トレンドに合ったポロシャツとして、大人の男性には似合いやすいと思います。

ぜひ、このようなポロシャツを取り入れてください。

色選びにも気をつけて

また、ポロシャツの色についてですが、白や明るめのグレー、ボルドーなどのポロシャツを着ている方もいらっしゃると思います。

しかし、失敗するとポロシャツは非常におじさんぽく見えるので、ブラックやネイビー、ダークグレーなど、色が濃くてシャープなものを選ぶ方が圧倒的に大人っぽく見えると思います。

おしゃれが苦手な人は、ディティールが凝ったものを選びがちです。

例えば、切り替えがある、ボタンの色が特殊、非常にタイトなど、そういったところに魅力を感じるかもしれません。

しかし、実際にはおしゃれをするためにそういったディティールはあまり必要ありません。

むしろ、それらがあることで、ごちゃごちゃした印象になり、今の空気感と合わないことがあります。

そのため、ディティールが多いものについては、一度検討してみる価値があります。

クローゼットにボタンの色や縫い糸、パイピング、切り替えが多用されたポロシャツがある場合は、一度断捨離してみると良いでしょう。

ポロシャツは、なるべくシンプルで濃い色、そして少しゆとりのあるサイズ感のものに買い換えていただければと思います。

シンプルに古く感じられるタイトなVネックのTシャツ

続いて3点目は、タイトなVネックのTシャツです。

大人世代には馴染み深いアイテムです。

深めのVネックTシャツは要注意

特に私自身も十数年前、20代の頃にはVネックのTシャツが非常に流行っていましたので、多く購入し、よく着ていました。

しかし、流行は変わり、現在ではVネックのように体のラインを強調し、肌の露出が多い着こなしよりも、クルーネックTシャツのように首元までしっかりと閉じているものの方が時代の雰囲気に合っています。

20代の頃であれば、セクシーな着こなしも清潔感がありましたが、私たち大人世代が肌の露出を高めても、あまり喜ばれることはありません。

同じ男性からはチャラいと思われ、女性からもセクシーとは感じられないことが多いです。

そのため、胸の開きが大きいVネックのTシャツや、第2ボタンまで開けたシャツで肌の露出を大きくするのは、日本では意外と難しいので、この点を覚えておいてください。

もちろん、こういった着こなしが似合う人もいます。

例えば、イタリア人男性や、日本人でもそれが合う方もいるので、否定するつもりはありません。

しかし、無理して着る必要は全くありません。

VネックのTシャツを20代からの習慣でずっと着ている方は、丸首に変えた方がバランスが良いでしょう。

最近、VネックのTシャツもまた流行の兆しがあり、深すぎない適度な深さのものがユニクロなどで取り扱われています。

どうしてもVネックのTシャツを着たいという方は、このような浅めのVネックを選べば、まず間違いないでしょう。

表面の質感はなるべくシンプルなものに

表面の質感についてですが、イラストにあるような凹凸感や織りの雰囲気があるものは、少し難しく見える可能性があります。

なるべくシンプルなコットン地のもの、もしくは凹凸感があってもワッフル地くらいまでにしておけば、ギラギラした感じやオラオラ感も出ないので、そういった質感のものを選ぶと良いと思います。

細身の白パンツ

4点目としてお伝えしたいのは、細身の白パンツです。

2024年の現在においては少し違和感を感じます。

白パンツは、コーディネートを始めた時から提案し続けているアイテムで、今でも大好きで履き続けていますが、サイズ感に明らかな変化があります。

白パンツはゆとりを持たせたものに

今では、足にフィットしたジャストサイズの白パンツはあまり履かないようになっています。

私自身もこのようなシルエットの白パンツは持っておらず、どれも少しゆとりを持たせたものになっています。

腿周りにゆとりがあり、足のラインが見えないような適度なゆとりのある白パンツの方が今の空気感に合っていると思います。

これから白パンツを選ぶのであれば、このようなシルエットのものを選んでいただければと思います。

私は少しワイド目の白パンツが好きですが、それだと人によっては合わないこともあります。

理想的なのは、先日グリーンレーベルさんとコラボレーションした白パンツのようなシルエットです。

真っ白ではなく、少しオフホワイトや明るいライトグレーといった色合いで、腿周りに適度なゆとりがあり、膝から下にかけて徐々に細くなるテーパード型のパンツがおすすめです

こういったシルエットは、適度にゆとりがありつつもだらしなく見えないので、2024年のトレンドに合っていると思います。

白パンツ以外もトレンドはゆとりのあるものになっている

これは白パンツだけでなく、ブラックやグレーのパンツ、デニムにも同じことが言えます。

バキバキに細いスキニーデニムは、今ではあまり旬ではなくなっています。

スキニーデニムはスタイルがよく見えるアイテムですが、徐々に鮮度を失ってきているので、テーパードフィットのパンツに切り替えると良いでしょう。

ユニクロのスマートアンクルパンツのような腿周りにゆとりがあり、膝から下が細くなるラインがおすすめです。

ボトムスのシルエットを一度見直して、少しゆとりのある白パンツに挑戦してみてください。

帽子はキャップを選ぼう

次に、5点目は帽子です。

帽子にもトレンドがあり、今の流行はキャップです。

私自身も以前はハットが好きでよくかぶっていましたが、現在は気取らずにかぶれるキャップの方が気軽で良いと感じています。

もちろん、子供っぽく見えたり、大人の男性がキャップをかぶるのはどうかと思う方もいるでしょうが、無理にかぶる必要はありません。

帽子をかぶるなら、今の時代にはキャップが合っていると思います。

帽子が似合うかどうかは、見慣れているかどうかが大きいです。

初めて帽子をかぶると違和感を覚えるのは当然で、多くの人がその段階でかぶるのをやめてしまいます。

しかし、帽子が似合う人は、かぶり続けて自分自身がその姿に慣れた人です。

見慣れれば違和感もなくなり、周りもそのスタイルを認識してくれるようになります。

帽子が似合うかどうかは慣れの問題も大きいので、ぜひ皆さんもキャップに挑戦してみてください。

色はブラックでシンプルなもの

ブラックでなるべくシンプルな帽子がおすすめです。

私は今、ちょっとした文字が刻まれている帽子を持っていますが、本当にシンプルな無地のブラックの帽子を選ぶと良いでしょう。

ユニクロや無印良品などで手軽に手に入りますので、まずはこういった帽子から始めてみてください。

特に夏場は帽子があると日差しを避けられ、体感温度も変わるのでとても便利です。

夏の間に帽子を試して、見慣れていくことも大切です。

帽子をかぶるなら、ハットも良いですが、現在のトレンドにはキャップの方が合いやすいと思います。

このことを頭の片隅に置いておいてください。

トレンドを意識して「古いかも!」を回避しよう

今回は、「その夏服、ひょっとしたら古いかも」というテーマでお届けしました。

こういった内容の記事を作るかどうか、いつも悩みます。

もし記事を読んでくださる方が該当するアイテムを持っていたら、傷つけてしまうのではないか、嫌な思いをさせてしまうのではないかと心配するからです。

しかし、こういったことをズバッと伝えてくれる人は少ないと思うので、なるべく分かりやすく、今はこういったものが旬ではないという理由をマイルドにお伝えすることで、皆さんの着こなしが今の時代の雰囲気に合った形でアップデートされれば嬉しいです。

ぜひ今回の記事を機に、クローゼットを開けて該当するアイテムがないかチェックしてみてください。

いきなり全部を断捨離する必要はありません。

1点ずつでも構いません。

もし「なんかしっくりこないな」とか「今の雰囲気に合わないな」と感じるアイテムがあれば、これを機会に新しい服を買い揃えてみるのも良いと思います。

-ファッション知識

© 2024 メンズファッション情報局